🗐 痔の手術入院記

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2007年01月16日 手術当日

 いよいよ手術当日です。朝食を軽く済ませ、8時半過ぎに家を出ました。
 病院には9時頃に到着し、受付に手術同意書を提出すると、2階へ行き待っているようにとの事。階段を上がり2階へ行きました。そこには看護師が居て、「本日2名手術で、部屋は好きな方をどうぞ」と言われました。両方の部屋を眺めて左側の5号室に決めました。何故かというと、トイレが目の前だったからです。(近い方が都合が良いかと思ったのですが、皆が利用するので多少うるさかったです。)
 しばらく待っていると、看護師から「今日はこれから絶食・禁煙です」と言われました。まあ当然の事であります。それとトイレのウォシュレットは本日のみ使用可で入院中は一切使わないで下さい、お尻の消毒方法は排便が可能となったら説明しますとの事でした。その後、2階にある処置室にて、術後予定表を渡され説明を受けました。
 ベットは頭の方の脚に4寸角位の材木で嵩上げがしてありました。たぶん麻酔が頭の方に行かないように配慮されているものと思われます。ベッドのお尻の辺りに持参したビニール風呂敷とバスタオルをひいて準備完了です。

 ★ 以下手術前の検査と処置内容です。

<血圧・心電図・尿検査>
 ごく普通のいつもやっている検査です。
<剃毛>
 ついにやってきました、剃毛。プレイとしてお金を出して、やってもらう人もいるみたいですが、ここでは医療行為として剃毛してくれます。すでに浴衣に着替えてますので、パンツを脱ぎます。アグラをかいて、そのまま後ろにひっくり返ります。 (砕石位) 当然、肛門は丸見えです。チンチンとタマタマも丸見えです。。。診察時の恰好に比べ非常に恥ずかしいです。ましてや相手は女性ですので。。。(勃●しなくて良かった)
 カミソリを使い丁寧に剃ってくれます。時間にして5分位でしょうか。アグラをかいた足先を手で支えていなければいけないので、疲れました。
<浣腸>
 これも初体験です。(入院自体初めてなので、全てが初体験です。)これもSMクラブに行って、お金を出してやってもらう人もいるみたいですが、ここでは医療行為として浣腸をしてくれます。
 浣腸液がお腹の中に入って来ると、即便意をもよおしトイレに駆け込みました。大量の浣腸液と少量の大便が出ました。手術までに後2回はトイレに行って欲しいとの事ですが、痔核が弾けてしまいそうです。
<レントゲン>
 胸部のレントゲンです。これは生活習慣病検診と同じです。
<直腸鏡>
 直腸鏡 を使い手術前の診察(最終確認?)を行いました。この時、腸内に空気を入れましたので、お腹が張って苦しかったです。

 ここまでで手術前の検査および処置は終わりです。待ち時間の間にトイレに行くなどして、お昼過ぎには終わりました。いよいよ手術ですが、当日は2人執刀で自分は2番目です。緊張しながらその時をむかえました。
 
いよいよ手術!
 14時頃(たぶん)にパンツを脱いで、手術室へ来るようにと呼ばれました。
 まず、診察室(手術室と隣接してます)で両肩に筋肉注射を1本づつ打ちました。何の注射かわかりません。そして準備が整ったので、手術室へ。浴衣を脱いで上半身Tシャツ1枚になります。手術着は有りません。異様に狭く感じる手術台に登り、腰を丸めて横向きになり腰椎麻酔を打ちます。事前にネットで調べていたのと同様、最初に痛み止めを打ちますので、腰椎麻酔自体は痛くありません。でも麻酔独特の、「押される感覚」は何度打っても違和感が有ります。(腰椎麻酔が打てないと、局部麻酔になります。同時期に入院された方で局部麻酔の方がいました。考えただけでも痛そうです。)
 麻酔が完全に効かないうちに、体位を替えます。ネットで調べていた、「ジャックナイフ」か「側臥位」と思っていたら、なんと「砕石位」でした。事前の説明が有りませんでしたので、驚きでした。
 点滴、血圧計、心電図、レーザーメスのアースをてきぱきと看護師が付けていきます。あれよあれよという間に、医者が私の肛門の目の前に。もう始める様です。おいおい麻酔は効いているのか?と思われる短時間で執刀です。もう何も感覚は有りません。時たま聞こえるレーザーメスの音が気になります。術後しばらくして、麻酔が上半身まで影響していないか調べる為、看護師が胸の当りを摘みました。
 術中、上半身が震えてどうしようも有りませんでした。「寒い」というわけでは無いのです。
 事前に30分で終了するという説明を受けていたのですが、1時間近く掛かったでしょうか?その間、ピィ・ピィ・ピィ・・ピィ・ピィという心音と自動的に計測する血圧計に意識を集中していました。
 終了した際、先生が「親指大のが3個取れました」と言いました。「切除した物、見ますか?」の言葉は無かったので、ここでは特に見せないようです。その後、看護師が手術台の上でT字帯と浴衣を着せてくれて、いよいよクライマックスです。
 担架に乗せられ、看護師4人(全員女性)で1階の手術室から2階の病室へ運ばれました。1人当り20kgですが、階段を一気に登っていきました。私は手術が終わった安堵感から、よく覚えていません。
 病室のベットに運ばれ、「頭は絶対に上げないで、仰向け(仰臥位)で寝ていて下さい」と指示を受けました。手術当日のベットは、頭の方の脚に4寸角の木材で嵩上げがしてありました。たぶん麻酔が上半身に行かないようにするためと思われます。終了したのが15時頃でこの後20時頃までは、ウトウト寝ていました。その間に看護師が、点滴(感覚が無いので、足にしました)と導尿を行ってくれました。次の日の朝まで起きあがることが出来ないので、一度導尿をしておくと朝まで大丈夫でしょうとの事でした。
 21時に先生が回診に見えられて、傷のチェック等をしていきました。その際、「思ったほど痛くないです」と言ったのですが。。。。。
 そして、長い夜の始まりです。

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