🗐 痔の手術入院記

No.4, No.3, No.2, No.1

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2006年12月13日

 電話で手術の予約を入れました。都合がつきましたので早く苦痛から逃れたいので、最短の1月16日に決定。入院等の詳細は、入院が近づいてきたら説明するとの事です。
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2006年12月11日 初診

 やっぱり「穴」を見せるのは恥ずかしいが、もうそんなことは言ってられない。医者は「穴」を単なる治療対象としか見てないので、こちらが恥ずかしいと思うだけで医者は何とも思っていないはず。
 病院は案の定20年前と同じであった。評判の医院であるので駐車場は一杯であるが、運良く1台分空いていた。
 受付に初診の旨伝えるとお決まりの問診表を渡される。痔の症状等を書いて受付に渡す。昔の医院なので受付にプライバシーは無い。受付で話すと待合いの皆に全てがわかってしまう。この医院は内科もあるので近所のかかりつけ医院として利用しているらしくかなり混んでいる。
 1時間ほど待たされて、いよいよ診察である。
 まず、ズボンを膝まで降ろし膝を曲げて尻を医者に向けて横になる。(シムス体位)
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 外側を眺められ「外も腫れてるね」とのこと。そしていよいよ、指を挿入されます。さしたる抵抗も無く入って行きます。たしかに、指なんてうんちより細いから簡単に入ります。45年守ってきた、処女を奪われました(T.T)「大夫育っているのが、3つ有ります」とのこと。
 その後、穴を広げる器具(肛門鏡) を入れて目視されました。その際、出血し易い箇所でしょうか?レーザーの様な物で焼いているようでした。神経が無いらしく、痛くありません。看護婦さんに、座薬を入れられ、外側に軟膏を塗りガーゼで覆います。その後肩に注射をされました。何の注射ですか?と聞くと、「止血です」と言われました。その後、先生のありがたいお話です。

 診察結果:内痔核(3度)、外痔核および脱肛     
 治療法:入院、手術です。やはり予想通り手術でした。<痔疾患治療法>
 手術は来年1月16日以降に出来るとのこと。都合を付けて予約を入れて下さいと受付で言われました。
 1週間分の内用薬(4種類)と外用薬(座薬・軟膏)を受け取り、次回通院は1週間後。
 内用薬は1日食後3回、外用薬は1日朝晩2回です。

** 処方された薬をネットでしらべてみました。**

<ヨーチミン>:外傷後の腫脹、痔核の腫脹の緩解、痔核の出血の緩解、痔核の疼痛の緩解、痔核の痒感の緩解、術後の腫脹

<オフタルム>:毛細血管抵抗性の減弱および透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病)/毛細血管抵抗性の減弱による皮膚・粘膜・内膜からの出血,眼出血・腎出血・子宮出血,手術中・術後の異常出血

<ヘモナーゼ>:痔核・裂肛の症状(出血,痛み,腫れ,かゆみ)の緩解,肛門部手術創

<つくしA・M>:胃腸の諸症状を改善する薬

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2006年12月09日 ついに!

 午前中ダイニングの椅子に座り、立ち上がった際に椅子にが!!直ぐに出血は止まりました。その後、昼間は買い物等普通に外出し、1日を過ごしました。
 入浴前にいつもの様に排便をしましたが、この時出血は有りませんでした。痔になってから、家のウォシュレット 付きの便座でしか排便出来ない体になってます。(※)
 夜、横になっていたらなんかお尻が冷たい。再び出血しました。この後、1時間以上止まらず、止血に大変苦労しました。何とか止まりましたが、寝る際に妻に生理用ナプキンをもらい、お尻にあてがってから寝ることにしました。寝てる際に再び出血したら、、と不安になりながら。
 いよいよ20年近く患っていた「内痔核」 が爆発したようです。意を決して肛門科に行くことにするが、翌日は日曜日である。
 病院と言ったら20年近く前に会社の後輩が手術した、隣の市の肛門科しか頭に思い浮かばない。市内の病院に行くより距離は有るが、道路は比較的空いていて移動時間も短いような気がする。
 翌日、ネットでその病院を調べるが、サイトが無有りません。掲示板に少し書き込みが有り、悪くはないようです。それに、大腸・COM に参加している専門医」である事は判明しました。
 他に通院できる範囲には名前の知れた2,3の総合病院に肛門科がある。大腸肛門専門の最近出来た病院は、無いようであります。総合病院の評判は不明で、総合病院だから必ずしも良い病院とは限らないので、やはり最初に行く事にきめた病院に行く事にする。不安は施設が以前のまま建て替えていないとなると、入院した場合の生活は窮屈なものになるのではないかという事です。

(※)会社の和式トイレではとてもじゃないが、する気になれませんでした。胃のレントゲン撮影後に飲む下剤なんて飲んだ日には悲劇です。バリウム が固まってしまうのをおそれつつも、下剤は帰宅直前に飲んでいました。幸いにも、その後便意を催しごく普通のうんち状態で排便する事ができました。固まっていたら、さらなる悲劇を生んでいたでしょう。
 また、出先でもしたくないので、下痢にならないようには注意していました。
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はじめに

 私は長年患ってきた内核痔の根治手術を行いました。
 痔から脱肛になり、20年近く悩んでいましたが、平常時に出血してしまいましたので、ついに肛門科を受診することを決心しました。診察の結果、「Ⅲ度の内痔核および外痔核」と診断され、治療方法として「手術」となりました。
 急性の疾患と違い例外はあるかも知れませんが、痔はすぐに手術をしないとすぐに命にかかわるような病気ではないと思います。そういうこともありなかなか痔で悩みながらも肛門科を受診する決心がつかなかったのですが、今では手術してほんとうに良かったと思っています。排便のたびに脱肛しなくなり、排便後にまともに椅子に座れる様になった事が、嬉しくてたまりません。
 このサイトでは最初の診察から手術後の経過をまとめています。
 手術をしなければならないかもしれない方、これから手術に向かう方の参考になれば幸いです。

 この闘病記は、あくまで私の体験に基づくものであり、痔の症状・手術法、医者の技術等によっては異なることが多いと思います、何卒ご了承下さい。
 尚、医学的知識のほとんど無い管理人の経験を元に作成しているため、その全てを保証するものではありません。
 また、経過や症状には個人差があり、自己診断で判断しないで、是非専門医(出来れば肛門科)で診察を受けることをお勧めします。


「痔」かな?と思っている方へ
 基本は早期治療です。早い段階で医者の診察を受ければ、手術の必要は無いかもしれません。「肛門科」というと足が遠のきますが、相手は医者です。肛門は毎日見慣れています。恥ずかしがらずに、受診しましょう。<
 症状によっては手術は必要ないケースがほとんどかもしれません。ただ、いい加減な病院では、触診もせずに薬だけ出して終わり、ということもあるようです。悪化させないよう、専門医に診てもらうことをお薦め致します。
 痔は手術をすれば直りますが、やはり肉体的および精神的負担が掛かります。もちろん経済的負担も掛かります。根治手術であれば、10~14日の入院が必要となり仕事を休まなければなりません。(私が入院した病院は、入院2週間、その後2週間は自宅で安静にし4日置きの通院です。最初は、長いなーと思いましたが、やはり安静にしていると治りが早いようです。)
 肛門から出血したら痔を真っ先に疑いますが、もしかしたら、直腸か大腸に出来た、ポリープもしくは癌かもしれません。
 とにかく、肛門科へ行きましょう

◆痔疾患のセルフ・ケア◆
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◆ぢの治療と予防8カ条◆
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*円座について*
 円座と呼ばれるドーナツ型の座蒲団ですが、 使わない方が良い様です。洋式便所に座っているのと同じで肛門に力が入り鬱血するそうです。でも脱肛状態の時には、これを使わないと座れませんね。悩ましいところです。

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