🗐 痔の手術入院記

No.15, No.14, No.13, No.12, No.11, No.10, No.9

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2007年01月21日 5日目

 まだ連続して長い時間寝れないです。今日は午前1時~5時半で起床しました。それでも前日までは、2時間寝ては1時間は眠れず、の繰り返しだったから少しは良くなっています。最低でも6時間は連続して寝たいです。
 朝、「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」の「日本列島自慢人の旅」の告知カーが病院の前を通りました。近くの公園でやるらしいが、当然外出は出来ないので行くのは我慢します。一応、放送はチェックしようと思います。
 朝食後しっかりしたウンチが出ました。まだまだ細いですが。。。。排便は痛いと言うより、苦しい感じがします。後の消毒も面倒くさいので出来れば1日1回で済ませたいです。
 風呂は、入院した順に入ります。別に体は汚れて無いのですが、患部の為に良いので入ります。風呂の前にウンチが出れば理想ですが、そういう時ばかりでは無いので夜も入りたいです。時間持て余してるので、良いかと思うのですが。。。。
 病室のTVは、昔懐かし100円入れて見るやつです。100円玉入れなくても、加工した針金が有ればタダで見れちゃうやつです。幸い針金を持って無かったので、実行出来ませんでした。(^O^)余りテレビは見ない方なのですが、針金が有ったらと思うと、、、
 風邪をひいたら最悪ですね。咳をするたびに響いて悲惨でしょう。全然気にかけていなかったのですが、入院前や入院中にひかなくて良かったです。
 この日は、適当にゴロゴロしながら、たまに喫煙しに出歩いた程度です。

大便:3回 小便:5回
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2007年01月20日 4日目

 午前1時です。今日も眠れません。少し寝れるのですが、お尻に刺激(屁など)が有ると、目覚めてしまいます。
 今しがた、誰かがトイレに行きました。寝れないのでしょうか。なんかストレスが溜まります。今日から、行動が自由になりますので、気が紛れるでしょうか。あと10日、お尻は良くなっても、ストレスをうまく発散させねばなりません。
 7時にウンチが出ました。した後は痛くて、横になっています。ただ、次回座浴の為のお湯を用意する必要が有り、痛みをこらえてお湯を沸かします。これも完治した時の快便の為ですので、頑張ります。ウンチが出ない人の話を聞いたら、直腸鏡を突っ込まれ、貫通しているか確認されたそうです。非常に痛かったそうです。そりゃそうでしょう(T_T)
 朝の回診が終わり、院内を自由に移動する許可が出ました。やっと煙草が吸えます。というのは、喫煙所が階段の踊り場に有るためです。(今まで階段の昇降も禁止でした。最も、2日目位までは歩くのがやっとなので、階段の昇降なんてする気になれません。)立て続けに2本吸ったら、頭がクラクラしました。
 昨日まで浴衣でしたが、本日から自由です。T字帯は、まだ着用しています。夜寝る時浴衣だと、はだけてしまい寝辛かったです。今日からどうでしょうか?

<一日の日課>
7:00 朝食
8:30 掃除
9:00頃 検温、大便及び小便の回数確認
午前 検温の後、風呂と水土日は回診
11:30 昼飯
午後 水土日以外回診
16:30 晩飯
21:00 一応消灯
最大の懸案事項の大便は適宜


 17時には食事も終わるので、実際眠りに付く23時頃までの時間がとてつもなく長く感じます。
 やっとお風呂にもはいれます。今日は体を洗って浴槽に漬るだけ。出血していてもお湯を流しっ放しで入ります。浴槽に入ることも治療の一環だそうです。初日は頭を洗うのは控えるようにと注意がありました。かがむと気分が悪くなることが有る為らしいです。
 昼食後、なかなかの快便が有りました。4回目になりますが、出す時出した後共痛く有りませんでした。でも、便座から腰が浮きます。お尻の穴をつぼめながら、自然に出てくるのを待っている、って感じです。ウンチした後、まず、ペーパーで穴を押さえてウンチを取ります。(ペーパーだけ使用すると、カスが残った場合に不衛生なので座浴は必須)
 脱肛していないのに、大感激(^O^)ウォシュレットは傷付けるので、使用厳禁です。その後、洗面器に張ったぬるま湯にお尻を付ける様に、ガーゼで洗います。(一応消毒といいます。)この時、血が付きますが気にしない。最後にタオルでお尻を拭き、軟膏を塗った生理用ナプキンをお尻に当てて終了。消毒している際にも、脱肛していない事を確認して再び歓迎!
 病院食、朝は自家製造の様ですが、昼飯晩飯は仕出し屋の弁当です。しかも会社と同じ所。(会社で食べて無いから良いですが)あと10日も2食弁当と思うと、、、間食もしくはおかずの追加が可能なのでそちらで気を紛らわせれば良いのですが。
 それにしても、病棟が明るいですね。全員が痔の患者で(内科系ではないので、生きるの死ぬのという病人がいない)、病人どおし及び看護師とも話す内容が尻の穴とウンチですからね。しかも全員と話の内容が合いますから。
 喫煙出来るようになって、暇つぶしになります。喫煙者は自分を含めて3人しかいませんが、1人病室で寝ているよりましです。


大便:3回 小便6回
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2007年01月19日 3日目

 夜寝られません、寝るまでに30分、寝て起きると2時間経っている、の繰り返しです。今はベットに居るのが仕事ですので、開き直ってDSで遊ぶことにしました。
 朝6時、何とかウンチが出ました。下痢便で少量でした。一応便意をもよおしたので、良いと思うが、量が気になるなぁ。おととい食べた分だとしたら、納得出来るかと思いますが。その後凄く痛くなってきました。(T_T)
 昼飯食べたら、2度目のウンチが押し出される様に出ました。でも鉛筆位に凄く細いです。通常の太さに戻るのはいつ頃でしょうか?
 今日の回診時にウンチの太さについて聞いてみました。ウンチは傷が直ってくれば段々太くなるそうです。柔らかいウンチにしておかないと、と思います。明日からは、ウンチ、お風呂、煙草、回診のみが10日間続きます。
 肛門科は、若い女性相手に肛門とウンチに付いて、面と向かって話せる所ですね(^_^)普段ならとても話せません。。。
 肛門をキュッとすぼめられる様になりました。これが出来ないと、おしっこがまともに出来ません。おしっこする時に、オナラを同時にすることが出来ません(T_T)早く思い切りしてみたいです。尻の穴の踏張りは生きて行く上で重要であることを認識しました。
 本日も、痛みがありベットで1日中ゴロゴロしていました。

 大便:2回 小便:3回
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2007年01月18日 2日目

 朝6時に痛み止めを飲みました。今は余り痛みが有りません。このまま痛み止めを飲まないで、この状態ならいいのにと思います。昨日は、痛み止めを飲んでもかなり痛かったです。この状態なら、ウンチ大丈夫かな?考えが甘いかな?
 肛門に力を入れる事が出来る様になってきました。少しですが、キュッキュッと出来ます。
 昨日までベットで回診でしたが、今日から入院患者専用の処置室で回診です。穴に詰めていたガーゼを取りました。T字帯に結構な血が付いていました。今日からは、生理用ナプキンをお尻に当てています。
 ウンチが解禁になりました。ウォシュレットは使えません。排便後は、洗面器に張ったぬるま湯で洗います。

 明日の朝までに一回は出さないといけません。その為に下剤が処方されています。
 17時待望のウンチかと、思いトイレに行きましたが、屁だけで終わりました。
 18時に下剤を飲みましたが、まだ襲ってきません。同日に手術した隣人は、痛くも無く、今日の午後にウンチが出たそうです。とっても羨ましい。明日1日我慢すれば、土曜日からは階段の昇降及び飲食、喫煙、入浴の制限が無くなります。つまり、1回のウンチとお風呂、回診の為に院内に居るだけです。
 本日は、痛みもありベットで1日中寝ていました。

<座浴>
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2007年01月17日 1日目
 
 医師の回診の後、目を覚ますとニワトリが鳴いている。部屋の中も明かりが漏れている。朝までグッスリ寝られたようだ。お袋に時間を聞くと「12時だよ!」????まだ3時間しか寝てない????何なんだあのニワトリ。夜中の12時から鳴きやがって(--#)病院の看板の明かりが部屋の中に漏れてやがる。なんとか眠りに付こうとするが、痛みが増してきて眠りに付くことが出来ない。しばらく、うとうとしてたであろうか。再び目を覚ますと、2時であった。その次は4時であった。4時に目を覚ましたら、前日手術後からずいぶん寝ているのでもう寝ることが出来ませんでした。
 しばらくすると尿意をもよおしてきました。でもまだ立ち上がることが出来ないので、当然ベットの上で尿瓶にすることになる。出ない!1時間近く奮闘するが、全く出る気配が有りません。ベッドの上でしかも肛門に力が入らないので全然出ません。諦めて、立ち上がれる様になるまで我慢することにしました。
 6時になり看護師が回診に来ました。血圧を測り、異常が無いことを確認した際に、「もう起きても良いですか?」と聞いたら「良いですよ」とのこと。助かりました!早速トイレに行ったのですが、出ない!便器の前で5分ほど奮闘したでしょうか。チョロチョロと出てきました。肛門に力を入れることが出来ないので、勢いよく出せません。最後も切れが無く、ずいぶん長く放尿していました。とりあえず、第一関門クリアです。再び導尿のお世話にはなりたく有りませんから。
 思ったほど痛くないと思っていたんですが、やっぱり痛いです。急遽、頓服として、カロナール細粒を処方してもらいました。
 朝の食事は、おもゆです。座ることが出来ないので、ベットに横になりながら食しました。この時、前の晩から出されていた水を一気に飲みました。
 先生の回診は自分のベットの上です。お尻の周りに貼ってあるテープを剥がす時にでさえ、「ビクッ」とします。特に問題ないようで、処置をして帰られました。
 午前と午後に1本づつ点滴を受けました。点滴中はトイレに行けないので、何度もトイレに行くように促され行ってみましたが、出ませんでした。点滴の際に看護師に痛み止めが欲しい旨伝えると、ロルカムを処方されました。胃には良くないでしょうが、短期間であり痛みを抑える為にはしょうがありません。また、おしっこの出も良くないので、エブランチルも処方されました。
 昼飯と晩飯はお粥です。1日以上食事をしていなかったので、あっという間に平らげました。まだ普通に座れないので、半ケツ座りです。
 この日は、痛みに耐え点滴のためベットに寝てることが多かったです。お腹が張ってガスが貯まっている様です。おならが沢山出ますが、勢いよくすることが出来ません。

** 処方された薬をネットでしらべてみました。**

<ヘモナーゼ>痔の治療薬
 主な作用:炎症を抑え痛みをやわらげる作用のあるブロメラインと、血行をよくするビタミンEを配合したもので、痔核・裂肛の痛み、腫れなどの症状を改善します。
 副作用:発疹、発赤などの過敏症状、下痢・便秘などが起こることがあります。

<オフタルム>止血剤
 主な作用:毛細血管を補強して抵抗力を強め、毛細血管からの出血を防ぐ作用があります。血液の凝固のしくみには影響を与えません。皮膚、粘膜、眼底、腎臓、子宮などの出血や手術の際の止血またはその予防に用いられます。
 副作用:食欲不振、胃部不快感、発疹などの過敏症状が起こることがあります。

<オゼックス>合成抗菌剤で、細菌による感染症の治療薬
 主な作用:ニューキノロン系と呼ばれ、抗生物質に匹敵するほどの抗菌力をもつように合成された抗菌剤です。ブドウ球菌、レンサ球菌などの化膿菌、大腸菌、そのほかの腸内細菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌などに殺菌的に作用するので、呼吸器系、尿路系、消化器系、眼科、耳鼻科領域などの感染症に広く用いられます。また、腸チフス、パラチフス、炭疽、コレラにも用いられます。
 副作用:発疹、かゆみ、光線過敏症、ときに間質性肺炎、間質性腎炎などの過敏症状、胃の不快感、食欲不振、吐き気、下痢、大腸炎などがあります。とくに高齢者、腎障害、糖尿病の人では低血糖が起こることがありますので観察が必要です。またけいれん、意識障害が起こることがあり、強い脱力感、筋痛のときは筋肉障害のおそれがあります。アルミニウム、マグネシウム含有の制酸剤、鉄剤、カルシウム含有剤との併用すると本剤の吸収が阻害されることがあるので注意してください。

<ニコラーゼ>消炎酵素剤
 主な作用:タンパク分解作用があるので、炎症により生じた膿や粘液、痰を溶かして排出しやすくします。また、消炎作用があるので、炎症によって起こっている腫れをとり、痛みをやわらげます。手術や外傷後の腫れや痛み、副鼻腔炎をやわらげたり、気管支炎、気管支喘息などで痰をきれやすくするために用いられます。
 副作用:発疹や、まれに重篤な皮膚障害などの過敏症状、下痢、食欲不振などが起こることがあります。ときに著しい過敏症の症状があります。

<カロナール>解熱・鎮痛剤
 主な作用:体温調節中枢に作用して、皮膚の血管を拡張し、体表からの熱の放散を増すこと、つまり汗を出すことによって熱を下げます。また痛みの感受性を低下させて、痛みの感覚をやわらげることによって、鎮痛効果を示します。
 副作用:発疹からショックにいたる、さまざまな程度の過敏症状や、胃腸の粘膜を刺激するために起こるむかつき、食欲不振、胃痛などがあります。ほかに横紋筋融解症も指摘されています。また、長期間続けて服用すると、腎臓や肝臓に障害を起こす可能性があります。まれに重篤な皮膚障害、ごくまれに過敏症として発熱、咳、呼吸困難を伴う薬剤性間質性肺炎の報告があります。小児用解熱剤、シロップや坐薬では腹痛、下痢、過度の体温下降などで、重大な副作用は大人の場合と同様です。

<粉薬>下剤(軟便剤?)+胃薬(胃薬が混ざっているのを知ったのはかなりあとです)
薬名不明です。

<ロルカム>非ステロイド性の消炎・鎮痛剤
 主な作用:慢性リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎における消炎鎮痛に用います。アラキドン酸代謝におけるシクロオキシゲナーゼ(COX)活性を障害することによって、プロスタグランジン合成を抑制することが主な作用のしくみです。
副作用:最も重要なのは消化性潰瘍で、これは消化管粘膜の抵抗性に最も重要なプロスタグランジンの産生がこの薬の作用で抑えられることによるものです。したがって消化性潰瘍の人には使いません。粘膜保護薬を併用することが望ましいです。一般的な副作用は上腹部の痛み、不快感、吐き気、発疹などですが、血小板減少、急性腎不全、皮膚粘膜眼症候群など、重い副作用の報告もあります。大量の連用では造血障害、出血化傾向、腎障害、肝障害、心不全、高血圧症の増悪が起こりかねませんので注意してください。妊娠中、授乳中の婦人や小児には使用を避けたほうがよいでしょう。

<エブランチル>α1遮断系の高血圧症、排尿障害の治療薬
 主な作用:交感神経性のα1受容体を遮断することによって、交感神経が支配する末梢神経の血管収縮を抑え、末梢血管を拡張することによって、血圧を下げます。また、交感神経性α1受容体により支配を受ける、下部尿路の平滑筋の収縮を抑え、これを弛緩し、さらに前立腺内の圧を低下させるので、前立腺肥大で排尿が困難になった人の排尿を助けます。神経因性膀胱に伴う排尿困難にも適応があります。
 副作用:頭痛、動悸、めまい、耳なり、吐き気などの胃腸症状、口やのどの渇きなどが起こることがあります。症状により徐々に服用量を増していきますが、そのときに立ちくらみ、意識が薄くなるなどの症状が出ることがあります。

<コンスーベン液>緩和な下剤
 主な作用:胃や小腸をそのまま通過して、大腸の中で腸内細菌の作用を受けて活性化し、大腸の蠕動運動を刺激したり、腸管から水分が再吸収されるのを阻止したりする作用によって、排便を促します。便秘の治療、造影剤服用後や手術後の排便に用いられます
 副作用:腸管から体内にはごく一部しか吸収されないので、大きな副作用はありません。腹痛、お腹が張る、腹鳴などが起こることがあります。
 コンスーベン液は退院後使用するのですが、術後2日目に飲む下剤と一緒に渡されました。

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2007年01月16日 手術当日

 いよいよ手術当日です。朝食を軽く済ませ、8時半過ぎに家を出ました。
 病院には9時頃に到着し、受付に手術同意書を提出すると、2階へ行き待っているようにとの事。階段を上がり2階へ行きました。そこには看護師が居て、「本日2名手術で、部屋は好きな方をどうぞ」と言われました。両方の部屋を眺めて左側の5号室に決めました。何故かというと、トイレが目の前だったからです。(近い方が都合が良いかと思ったのですが、皆が利用するので多少うるさかったです。)
 しばらく待っていると、看護師から「今日はこれから絶食・禁煙です」と言われました。まあ当然の事であります。それとトイレのウォシュレットは本日のみ使用可で入院中は一切使わないで下さい、お尻の消毒方法は排便が可能となったら説明しますとの事でした。その後、2階にある処置室にて、術後予定表を渡され説明を受けました。
 ベットは頭の方の脚に4寸角位の材木で嵩上げがしてありました。たぶん麻酔が頭の方に行かないように配慮されているものと思われます。ベッドのお尻の辺りに持参したビニール風呂敷とバスタオルをひいて準備完了です。

 ★ 以下手術前の検査と処置内容です。

<血圧・心電図・尿検査>
 ごく普通のいつもやっている検査です。
<剃毛>
 ついにやってきました、剃毛。プレイとしてお金を出して、やってもらう人もいるみたいですが、ここでは医療行為として剃毛してくれます。すでに浴衣に着替えてますので、パンツを脱ぎます。アグラをかいて、そのまま後ろにひっくり返ります。 (砕石位) 当然、肛門は丸見えです。チンチンとタマタマも丸見えです。。。診察時の恰好に比べ非常に恥ずかしいです。ましてや相手は女性ですので。。。(勃●しなくて良かった)
 カミソリを使い丁寧に剃ってくれます。時間にして5分位でしょうか。アグラをかいた足先を手で支えていなければいけないので、疲れました。
<浣腸>
 これも初体験です。(入院自体初めてなので、全てが初体験です。)これもSMクラブに行って、お金を出してやってもらう人もいるみたいですが、ここでは医療行為として浣腸をしてくれます。
 浣腸液がお腹の中に入って来ると、即便意をもよおしトイレに駆け込みました。大量の浣腸液と少量の大便が出ました。手術までに後2回はトイレに行って欲しいとの事ですが、痔核が弾けてしまいそうです。
<レントゲン>
 胸部のレントゲンです。これは生活習慣病検診と同じです。
<直腸鏡>
 直腸鏡 を使い手術前の診察(最終確認?)を行いました。この時、腸内に空気を入れましたので、お腹が張って苦しかったです。

 ここまでで手術前の検査および処置は終わりです。待ち時間の間にトイレに行くなどして、お昼過ぎには終わりました。いよいよ手術ですが、当日は2人執刀で自分は2番目です。緊張しながらその時をむかえました。
 
いよいよ手術!
 14時頃(たぶん)にパンツを脱いで、手術室へ来るようにと呼ばれました。
 まず、診察室(手術室と隣接してます)で両肩に筋肉注射を1本づつ打ちました。何の注射かわかりません。そして準備が整ったので、手術室へ。浴衣を脱いで上半身Tシャツ1枚になります。手術着は有りません。異様に狭く感じる手術台に登り、腰を丸めて横向きになり腰椎麻酔を打ちます。事前にネットで調べていたのと同様、最初に痛み止めを打ちますので、腰椎麻酔自体は痛くありません。でも麻酔独特の、「押される感覚」は何度打っても違和感が有ります。(腰椎麻酔が打てないと、局部麻酔になります。同時期に入院された方で局部麻酔の方がいました。考えただけでも痛そうです。)
 麻酔が完全に効かないうちに、体位を替えます。ネットで調べていた、「ジャックナイフ」か「側臥位」と思っていたら、なんと「砕石位」でした。事前の説明が有りませんでしたので、驚きでした。
 点滴、血圧計、心電図、レーザーメスのアースをてきぱきと看護師が付けていきます。あれよあれよという間に、医者が私の肛門の目の前に。もう始める様です。おいおい麻酔は効いているのか?と思われる短時間で執刀です。もう何も感覚は有りません。時たま聞こえるレーザーメスの音が気になります。術後しばらくして、麻酔が上半身まで影響していないか調べる為、看護師が胸の当りを摘みました。
 術中、上半身が震えてどうしようも有りませんでした。「寒い」というわけでは無いのです。
 事前に30分で終了するという説明を受けていたのですが、1時間近く掛かったでしょうか?その間、ピィ・ピィ・ピィ・・ピィ・ピィという心音と自動的に計測する血圧計に意識を集中していました。
 終了した際、先生が「親指大のが3個取れました」と言いました。「切除した物、見ますか?」の言葉は無かったので、ここでは特に見せないようです。その後、看護師が手術台の上でT字帯と浴衣を着せてくれて、いよいよクライマックスです。
 担架に乗せられ、看護師4人(全員女性)で1階の手術室から2階の病室へ運ばれました。1人当り20kgですが、階段を一気に登っていきました。私は手術が終わった安堵感から、よく覚えていません。
 病室のベットに運ばれ、「頭は絶対に上げないで、仰向け(仰臥位)で寝ていて下さい」と指示を受けました。手術当日のベットは、頭の方の脚に4寸角の木材で嵩上げがしてありました。たぶん麻酔が上半身に行かないようにするためと思われます。終了したのが15時頃でこの後20時頃までは、ウトウト寝ていました。その間に看護師が、点滴(感覚が無いので、足にしました)と導尿を行ってくれました。次の日の朝まで起きあがることが出来ないので、一度導尿をしておくと朝まで大丈夫でしょうとの事でした。
 21時に先生が回診に見えられて、傷のチェック等をしていきました。その際、「思ったほど痛くないです」と言ったのですが。。。。。
 そして、長い夜の始まりです。

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2007年01月15日 手術前日

  いよいよ明日は手術です。入院のご案内に従い夜は行動しました。
 眠剤が処方されているので、ぐっすり眠る事が出来ました。

** 手術前日に飲む薬をネットで調べました **

<ソルドールE>緩和な下剤
 センナ薬は,昔から民間薬の便秘薬として使用されてきました。主成分はセンノサイドで,大腸粘膜およびアウエルバッハ神経叢に作用して大腸のぜん動運動を促進し,かつ水分の吸収を抑制して便通を促します。

<チスボン>催眠鎮静剤
 不眠症には、環境、体調などさまざまな誘因が考えられますが、中には、はっきりした原因がわからず、不眠を訴える場合があります。この薬は、脳に直接作用して催眠作用、鎮静作用などを示すので、不眠症の治療に用いられます。また、けいれんを抑えたり、筋肉を弛緩する作用があるので、てんかんなどの発作や麻酔前の処置に用いられます。

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